PARK LIFE

SPECIAL

フェスの高揚感に包まれた会場で、音楽とともに出合う “最高の一品”。
ステージの余韻を感じながら、ひと口頬張るその瞬間は、五感すべてが解き放たれる――。
LIVE AZUMAには、定番から驚きのオリジナルまで、個性豊かなフードが集結。“食”という体験も、 フェスのもうひとつのステージだ。
作り手が込めたこだわりと、土地に根づく物語に触れることで、食べる楽しみはさらに深まっていく。 この特集では、フェスでしか味わえない“一皿”の魅力と、その奥にある人、カルチャー、風景にフ ォーカス。あなたのフェス体験が、もっと豊かになる発見を届けます。

 

フェスを彩る、個性豊かなハンバーガーたち

 

音楽の熱気を背景に、多彩なハンバーガーがフェス会場を彩る。地元福島の食材へのこだわりや、全国の食文化を取り入れた個性派バーガーなど、それぞれの店が「自分たちの味」を語る。今回は『BLTカフェ』、『BLACK BURGER』、『BLUE THREE-burger shop-』、そして『ライスバーガーMitte』の4店舗が、その“推しポイント”と想いを語ってくれた。

 

LIVE AZUMAで出合える、4つの特別なハンバーガー
LIVE AZUMAで出合える、4つの特別なハンバーガー
アメリカンスタイルの本格派
BLTカフェ

福島市泉道下に店舗を構える『BLTカフェ』は、アメリカ・テキサスでの体験を礎に、福島生まれのアメリカンバーガーを追求する。使用するのは福島県産オーガニックエゴマを練り込んだ特製バンズと、100%ビーフパティ。バンズの甘みと香ばしさが肉の旨味と絶妙に調和する。オーナー自身が5年間の米国滞在で培った味へのこだわりは、来場者から「まるでアメリカで食べているようだ」と評価されるほどだ。
 
提供商品:オーナーズバーガー(1,100円)、オールドアメリカン(800円)
ジャンル:定番バーガー

LIVE AZUMAで出合える、4つの特別なハンバーガー
竹炭入り黒バンズが目を惹く唯一無二の味
BLACK BURGER

福島県田村市を拠点とする『BLACK BURGER』は、竹炭を使用した真っ黒なバンズで知られ、地元
産野菜と国産牛100%のパティが自慢だ。バンズの外は香ばしく中はふんわり、パティは粗挽きの
ジューシーな肉感がたまらない。醤油ベースのオリジナルソースが全体を包み込み、日本人の味
覚に響く深い旨味を実現する。昨年のフェスでは県外からも来店客が殺到、評判を呼んだという。
 
提供商品:チーズバーガー(1400円)、BLTバーガー(1600円)、達磨農園コラボ ニンニクバーガー(1600円)、Wチーズバーガー(1800円)、ポテト(600円)
ジャンル:定番バーガー

LIVE AZUMAで出合える、4つの特別なハンバーガー
香ばしいプルドポークが主役のクラフトバーガー
BLUE THREE-burger shop

郡山市方八町の『BLUE THREE-burger shop-』は、自家製の甘み控えめな特注バンズに、7種のスパイスで長時間煮込んだプルドポークを使ったバーガーが特徴。自家製BBQソースと相性抜群で、フェスではそのホロホロとした豚肉の食感が来場者の心を掴む。通常店舗では福島牛100%のSMASHパティも提供し、肉の荒々しさと和牛の臭みの無さを両立させている。
 
提供商品:プルドポークチーズバーガー(1,500円)
ジャンル:スパイシー系

LIVE AZUMAで出合える、4つの特別なハンバーガー
福島県産米で作る和のライスバーガー
ライスバーガー Mitte

キッチンカーにて福島県内で活動する『ライスバーガー Mitte』は、喜多方市産の米を使った芳ばしいライ
スバンズが特長のユニークなライスバーガー専門店。地元食材をふんだんに使い、スパイスや手
作りソースで味の深みを出す。フェスで初めて見る方も多く興味を引き、福島の素材のおいしさを
ダイレクトに伝えたいという店の思いが伝わる。
 
提供商品:伊達鶏のタンドリーチキン(1,200円)、いわき産トマトのコク旨すき焼き(1,200円)、会津味噌しょうが焼き(1,200円)
ジャンル:ジャンル融合・地域特産系

バンズ・パティ・ソースに宿る「こだわり」と「バーガー愛」
バンズ・パティ・ソースに宿る「こだわり」と「バーガー愛」

バンズは店の顔。BLTカフェは香り豊かなエゴマのバンズ、BLACK BURGERは唯一無二の竹炭バンズ、BLUE THREEは甘さ控えめの特注バンズ、Mitteは地元米を使用し、それぞれのハンバーガーの個性を際立たせている。
パティは肉の質と調理法に妥協なし。牛100%パティの味わいはもちろん、プルドポークの煮込み、地鶏の旨味などが一口ごとに伝わる。ソースもオリジナル製法で作られ、味の幅を広げ、食感や香りのアクセントになっている。
 
調理に込められた熱い思いは、フェスという特別な空間で来場者に直接伝わる瞬間。食べた人からの「美味しかった」「また来たい」という声が、作り手の原動力となっている。

フェス飯文化としてのハンバーガー
フェス飯文化としてのハンバーガー

ハンバーガーはフェスの「象徴」だ。手軽に食べられて満足感が高く、音楽と一体になった体験を豊かにする。来場者と作り手の想いが交差し、新たなコミュニティが生まれていく。実際、各店舗も「フェスは出会いの場。来場者の笑顔が何よりの励み」と話す。食材の背景や地域の特色を感じつつ、また「この味を店舗でじっくり楽しみたい」という声が多いのも特徴だ。フェス飯は単なる食事ではない。文化をつなぐ架け橋として、ハンバーガーはこれからもフェスカルチャーの重要な位置を占め続けるだろう。

より深い味わいと雰囲気を求めるなら、ぜひ実店舗へ。来店すればフェスだけでは味わえない限定メニューや季節の商品にも出合える。フェスと実店舗、二つの「食の体験」を楽しもう。
 
1. BLTカフェ
住所:福島県福島市泉道下19-7
facebook
 
2. BLACK BURGER
活動エリア:キッチンカーでの営業を中心に活動。主に福島県内を拠点に関東地区の各種イベントにも多数出店
instagram
 
3. BLUE THREE-burger shop-
住所:福島県郡山市方八町2丁目10-12サン・コーポ101
instagram
 
4. ライスバーガー Mitte
活動エリア:福島県内(キッチンカーにて販売)
instagram

LIVE AZUMAの空気を感じながら味わうハンバーガーの味は、作り手の「バーガー愛」と地元の恵みが詰まった物語そのもの。
この特集を通じて、その物語の続きをぜひ店舗で、あなた自身の一皿として体験してほしい。フェスを超えて広がるハンバーガーの世界が、新たな感動と発見を与えてくれるだろう。
 
 
編集・テキスト:伊藤愉快(YOUNiiiiQ/ユニーク)